富海360°プロジェクトが始まります。
こんにちは。Tully'sで朝食をとりながらのブログ更新は非常に快適でございます。
Tully'sと言えば東京時代はいつも新宿御苑前のTully'sを使っていましたが、
東京を出てからもあちこち行っている割に、
使っているのって山口のTully'sだけですねー
元アルバイターの私としてはもっと増えてほしいなと思います。
(スパイシーケイジャンがお勧めです!)
さて、360° nature architectsの活動の主眼は
「見渡す限り自然」な暮らしを拡張して、それを一般普及することです。
その一環で見つかったのがここ、富海なのですが、
なんと!うれしいことに地元のカフェ&宿泊施設を
一緒に運営させていただくことになりました(わー)
それと同時に、私たちの路線も少し修正されます。
今まで思いだけでやっていた360°ですが、
経営的な観点も加え、自分たちの「強み」も意識するようになってきています。
何が自分たちの強みなのか?
すぐ思い浮かぶのは勿論本業の日本建築なのですが、
もう一つ重要な要素に「国際志向である」という事が欠かせません。
思えば、私自身も20歳くらいの頃から
イタリア、ドイツ、オランダ、スイス、フランス、アメリカ、ベトナムなどなど
様々な国にお邪魔した経緯があり、未だに半年に一度は海外に出ております。
住んだことは今世ではありませんが、
きっと昔ご縁があったんだろうなーと思いながら
街並みを見て回っては放浪する、そんな日々を過ごした思い出があります。
今正社員応募をしていただいている方々も、
みなさん海外での滞在経験が長く、
「いろんな国で活躍したい」と意気込みを語ってくださいます。
実は、私たちの夢は世界一の国際ホテルブランドの建立で、
特に和の世界ブランドを作るのが夢です。
それもあって、まずは日本建築から学ばねば、と日本建築に着手したのですが
その世界観たるは世界のどんな美術感をも凌ぐ世界一だと未だに感じております。
そこに、我々のような世界中を旅する人間が日本建築をやるということが、
どのようなことを意味するのだろうか
という未知の領域にトライしたい。
そのようなアツい思いだけでこれまでやってきました。
日本建築だけでなく、日本庭園、そして今回は古民家カフェと宿泊施設。
日本国内の経済が今はインバウンドメインなのも相俟って、
これはもう、「前に進め」、という事だと受け止め、
路線を国際路線に修正することにしました。
日本建築×国際文化
海外のエキスポーなどにも出展したり、
利休茶道の侘茶碗をホテルで普及したりですね
これから色々と計画が山積みです。
外国人の方にも喜んでいただけるよう、
花器や花台などにも気を配り、
「ご馳走」の原点回帰を為してやろうと息巻いております。
結局、利休が目指した楽や詫といった概念は今は利休の時代よりも有効で
例えば昔は普通に使われていた藍染めだって今のように工業製品が出回ってくると、
逆に天然物の有難味や価値が再発掘されやすい環境が整ってくる。
あるときは高級だとか、高価だとか、希少だとかいった
具体的な物量に対する希少価値が経済価値に可換だったのに対して
「有難味」というものが経済価値に可換であることが
昨今の文化事情から推察することができます。
文化は人を作る。
私たちの建築・空間に対する考え方や姿勢が、たくさんの人に影響を与え、
そして精神的にゆとりのある時代をつくることに貢献ができたら、
私たちとしてはそれ以上にない経営成果であると考えています。
国際市場への参入は初めてではないですが、
今一度体制を整え、世界に面白がってもらえる
新しい「和」の道を開拓していきたいと思います!
最寄りの道の駅「ソレーネ」(周南)からの眺め
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